パソコン教室を訪れる方に、必ず「パソコンで何をしたいですか?」とお聞きするんですが、その答えは1〜2年前とだいぶ変わってきましたね。
以前は、「Wordで年賀状」「友達とメール交換」「Excelで家計簿や住所録」といったものが殆どでしたが、最近では、「自分のWebサイトを作りたい」という希望がホントに増えています。
それも、もう子育ても終わろうかという位の中高年層が多く見られます。
「若い子にはついていけないよ」と口では言いつつ、
いやいや、中々やるね。オジサン、オバサン。一緒に頑張りましょうよ。
Webページを作るには、様々な方法があります。
1.HTMLやCSS(を勉強し、タグ打ちする。
2.HP作成ソフトを選び、その使い方をマスターする。
3.手っ取り早くブログを開設する。
もちろん、近道は、3→2→1。基本は1→2(好みにより3でカスタマイズ)
ブログはもちろん簡単ですが、やっていくうちにいろいろある制限がもどかしくなってくるかもしれないから、そーなったら、勉強勉強。
HTMLのコマンドをわかっていれば、ちょっとしたカスタマイズはすぐにできます。
でも、どちらの道を行くにしても、一番大切なのは、「自分がどんなページを作りたいのか」というイメージを作ること。
Webに関わらず、WordやExcelの勉強をする時にも通じることですが、
使い方の知識を一通りマスターしても、「じゃ、何か作ってみましょうか」なーんて言っても、作りたいものがすぐ作れる人はあまりいません。
もう忘れているのです。では、何故忘れているのか?
覚えるときに、必要に迫られていなかったから。
もし覚える前に、「こんな物を作りたい」という実例があったら、それを作るためにはどんな機能を覚えればいいのかと意識して勉強していたら、忘れないし、早くその実例を作りたいがために、勉強もはかどります。
文章を読んでいてわからない単語があったら広辞苑は引くけど、文章を読めるようになるために広辞苑を最初から読破する人はあまりいないでしょう?
私も、まだWebデザインは2〜3作しか作っていないペーペーですが、
最初はこんな本を読んで、自分のイメージをふくらませていました。
こんな専門書、難しすぎてダメと思わないで下さいね。
中の文章に出てくる専門用語は何一つわからなくったっていいんです。
数あるレイアウトのデザイン例を見て、「あー、これ好きだな」って
思うのを探して、それに近づくために勉強すれば、楽しくなりますよ。
これからWebサイト作る人も、リニューアルを考えてる人も何かの参考にどうぞ。
ゼロから始めるWebデザイン
これは、私がWebデザインを始めたとき、最初にかった参考書。
いまだに良く見ます。
Webサイトをこれから作る人には、構築する順序と必要なパーツをわかりやすく解説していますので、まさに入門書にふさわしいのでは。
ただし、「作り方」(ソフトにあわせた操作方法)は一切書いてありません。
配色やイメージの作り方がよくわかります。
Web DESIGN レイアウトサンプル
サンプルがTOPページしかないので、他の内容を書くコンテンツページをイメージしにくいかもしれませんが、ホームページの趣旨(1実用・ビジネス系、2カジュアル系、3趣味・癒し・格調系)に合わせたレイアウトの型の分類と実例が、悪い例と良い例を短く的確に解説してあります。
Webレイアウト見本帳
ちょっと技術書っぽく見えますが、プロ/個人どちらも読んで損はない一冊。
ただ、HTMLやCSSの基礎を少しでも知っていると、よりこの本の面白さがわかるかもしれません。
ページのレイアウト見本だけでなく、Webサイト全体の構成の組み方を勉強できるので、今あるページをリニューアルしたいと思っている人に最適。